テクノロジーで実現する温かい地域包括ケア - IoTと高齢者支援

関わっているこの「Aging Society-Solutions」というプロジェクト、超高齢社会という大きなテーマに、テクノロジーやいろんな企業との連携で向き合っていこう、というものなんです。その中でも個人的に非常に「これだ!」という印象ているのが、「地域包括ケア」という考え方。住み慣れた地域で、医療や介護、生活支援を一体的に受けられる仕組みのことなんですけど、最近、その答えのヒントが「テクノロジー」にあるんじゃないかって、非常にワクワクしているのです。

テクノロジーは人をつなぐ「きっかけ」

きっかけは、他の自治体や企業の先進的な取り組みを調べていた時でした。例えば、ある地域では高齢者の方々の家に人感センサーや電力メーターみたいなIoTデバイスを設置して、それを民生委員さんや離れて暮らす家族がスマホアプリでそっと見守れるようにしているんです。これって、ただの監視じゃないのです。アプリに「今日は元気に活動してるな」という通知が来るだけで、電話するきっかけになったり、「週末、顔見に行くね」というコミュニケーションが生まれたりする。

他にも、地域の回覧板やお知らせをデジタル化して、スマホでいつでも確認できるようにしたり、オンラインで体操教室やカラオケ大会を開いたり。最初は「デジタルって冷たいイメージがあるけど...」なんて思ってた、完全に考えを改めさせられました。テクノロジーは、物理的な距離を越えて、人と人が関わる「きっかけ」をたくさん作れる、温かいツールなんだなって。

高齢者のデジタル活用の実態

もちろん、いいことばかりじゃないのも分かります。「高齢者の方はスマホなんて使えないでしょ?」という声も聞こえてきそうです。でも、ちょっとこのデータを見てみてください。

総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、今や60代の9割以上、70代でも8割近くの人がスマホを含めたインターネットを利用してるのです。私たちの親世代、祖父母世代も、思った以上にデジタルに親しんでいる。

もちろん、使いこなすのが難しい人もいるから、シンプルな操作性のアプリを開発したり、地域のスマホ教室みたいなサポートとセットで提供したりという工夫は絶対に必要です。でも、その「ちょっとした壁」を乗り越える手助けさえできれば、テクノロジーが地域にもたらす可能性って、とてつもなく大きいんじゃないかなと考えられるんです。だからこそ、私たちみたいなチームが、使う人の気持ちに寄り添って、本当に役立つ仕組みを考える意味があるんだと、日々感じています。

人が主役のテクノロジー活用

結局のところ、「地域包括ケア」の主役は、テクノロジーじゃなくて「人」なのです。誰かを気にかける気持ちとか、ちょっとしたお節介とか、そういうアナログな温かさ。テクノロジーは、その気持ちを届けやすくしたり、今まで繋がれなかった人同士を繋いだりするための、最高の「補助輪」なんだと思います。

私たちのサイトが目指しているのも、そんなテクノロジーと人の心がうまく融合した未来です。このプロジェクトを通じて、そんな温かい仕組みが全国に広がっていく様子を想像すると、本当に楽しみで仕方ないんです。皆さんが住んでいる地域では、もう始まっていたりしますか?ぜひ、そんな話も聞いてみたいなと思います。